ベルーガの法則
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『ターンでレイズされた場合、ワンペアでは厳しい』
6人卓のUTGがリンプイン、ミドルポジションのあなたはA K を持って
5BBにレイズ。ボタンがコールし、UTGもコール。(全員100BB持ち)
3人参加でポットは16BB。
フロップは
A 4 6
UTGはチェック、あなたは12BBをベット、ボタンはフォールドしてUTGはコール。
ターン(ポットは40BB)は
8
UTGチェック、あなたは25bbをベット、相手はレイズオールイン。
これは降りるべきです。この状況では、ワンペアでは不十分です。
相手がドローやA+弱いキッカーでレイズしてきてるなんてことは
ほとんどありません。
(ただし、こちらがターンでベットすること自体は必要なプレイです。
ドローは降ろすか、コストを払ってついてこさせたいですし、
キッカーの弱いA持ちから稼ぎたいからです。レイズされたら
そこで自分のハンドの強さを見直し、降りましょう。)
この例を少し変えてみます。
例えば、こちらがA A を持っていて、プリフロップのアクションはまったく同じ、
フロップ(ポット 15BB)は
K 2 2
UTGはチェックして、我々は12bbをベット、ボタンがコールしてUTGはフォールド。
ターン(ポット 40BB)は
J
あなたは 25BBをベット、ボタンはレイズオールイン。
ここではコールすべきだと思います。
おそらく出てくるのはKJかAK、あるいはKQでしょう。
たまに2が出てくることもありますが、相手の手の範囲の多くに対して勝っていることでしょう。
「ベルーガの法則」というのは、ここで見たように、ワンペアがターンでレイズにあったときは
慎重に考えよということなのです。
心に留めておいてほしいのは、
・ターンでのチェックレイズはターンでのレイズより恐ろしい、
・TAG(タイトアグレッシブ)なプレイヤー、特に2+2フォーラムの読者、その中でも
特に僕を相手にしている時、ターンでドローでレイズするというのは、とても強力な
(しかしリスクの高い)プレイだということです。