ベルーガの法則

 


ベルーガの法則
http://archives1.twoplustwo.com/showflat.php?Number=6607951


『ターンでレイズされた場合、ワンペアでは厳しい』

6人卓のUTGがリンプイン、ミドルポジションのあなたはA K を持って
5BBにレイズ。ボタンがコールし、UTGもコール。(全員100BB持ち)


3人参加でポットは16BB。

フロップは 

A 4 6  

UTGはチェック、あなたは12BBをベット、ボタンはフォールドしてUTGはコール。

ターン(ポットは40BB)は

8

UTGチェック、あなたは25bbをベット、相手はレイズオールイン。

これは降りるべきです。この状況では、ワンペアでは不十分です。
相手がドローやA+弱いキッカーでレイズしてきてるなんてことは
ほとんどありません。
(ただし、こちらがターンでベットすること自体は必要なプレイです。
ドローは降ろすか、コストを払ってついてこさせたいですし、
キッカーの弱いA持ちから稼ぎたいからです。レイズされたら
そこで自分のハンドの強さを見直し、降りましょう。)



この例を少し変えてみます。
例えば、こちらがA A を持っていて、プリフロップのアクションはまったく同じ、
フロップ(ポット 15BB)は

K 2 2

UTGはチェックして、我々は12bbをベット、ボタンがコールしてUTGはフォールド。

ターン(ポット 40BB)は

J

あなたは 25BBをベット、ボタンはレイズオールイン。

ここではコールすべきだと思います。

おそらく出てくるのはKJかAK、あるいはKQでしょう。
たまに2が出てくることもありますが、相手の手の範囲の多くに対して勝っていることでしょう。

「ベルーガの法則」というのは、ここで見たように、ワンペアがターンでレイズにあったときは
慎重に考えよということなのです。

心に留めておいてほしいのは、

・ターンでのチェックレイズはターンでのレイズより恐ろしい、

・TAG(タイトアグレッシブ)なプレイヤー、特に2+2フォーラムの読者、その中でも
特に僕を相手にしている時、ターンでドローでレイズするというのは、とても強力な
(しかしリスクの高い)プレイだということです。