フローティング

 

The 2+2 Forum
マイクロNL 今週のコンセプト

 

はじめに
これらはマイクロNLの「今週のコンセプト」という企画で、特定のコンセプトについて週代わりで議論される。
この企画では、そのコンセプトが効果的に適用されたハンド履歴を添付する。逆にうまく適用出来なかった履歴を添付してもいい。

第1週
フローティング

 

フローティングとは
フローティング(floating)とは、一般的にベッティングラウンドの前半、特にフロップにおいてポジションがあるときに、後に条件が合えばベットする前提で、相手のベットを敢えてコールすること。普通フローティングの目的は、自分よりは強い相手のマージナル(あまり強くない)ハンドをフォールドさせ、また自分のマージナルハンドからバリューを引き出すこと。

 

フロートする相手
経験上、フロートする最高の相手は、負け手を降りることの出来るタイトアグレッシブ(TAG)と、習慣的にコンティニュエーションベットをするプレイヤー。(僕は違うよ。僕にはフロートしないように。)

 

フロート出来るハンド
理論上は、全ての2枚のカードでフロート出来るのだろう。しかし、僕の意見では、
@ミドルからローのポケットペア(22-TT)を持っている
Aボードにミドルペア(77-TT)がある
Bそこそこの、強くないドローを持っている
場合がフロートに最も適している。これをバリューベットと呼ぶ人もいるが、僕にとってはフローティングなのだ。

ハンド例:

フルティルトポーカー
ノーリミットホールデム・リングゲーム
ブラインド:$0.50/$1
プレイヤー数:6人

スタックサイズ:
UTG: $95.25
UTG+1: $146.95
EMc: $99.50
Button: $34.45
SB: $69.25
BB: $51.75

プリフロップ:(プレイヤー数:6)
EMcはカットオフ(CO)、ハンドは6 6
UTGフォールド、UTG+1 $3にレイズ、EMcコール、3人フォールド。

フロップ: 8 8 2 (ポット:$7.5、プレイヤー数:2)
UTG+1 $4ベット、EMcコール。

ターン: 5 (ポット:$15.2、プレイヤー数:2)
UTG+1 $7ベットEMc $21にレイズ、UTG+1フォールド。

 

EMc著
http://archives1.twoplustwo.com/