The 2+2 Forum
マイクロNL 今週のコンセプト
第3週
ポットコントロール
ポットコントロールとは
ポットコントロール(pot control)とは、ポットのサイズを大きくもしくは小さくなるようコントロールすること。 『フィル・ゴードンのポーカー攻略本 入門編』(Little Green Book)では、著者は極端だがとても重要な格言を挙げている:「ビッグハンドはビッグポット、スモールハンドはスモールポット」になるように努力しろ、と。ポットコントロールはポットを大きくもしくは小さくする戦略だが、通常はポットを小さく、もしくは参加可能な範囲に抑えるときに使われる。
ポットコントロールする理由
最初に触れたように、ポットが小さい状況でプレイするのがベストなハンドもあれば、ポットが大きい状況でプレイするのがベストなハンドもある。ベッティングラウンドの前半でポットを小さくすることによって、「あまり強くない」ハンドで参加するポットへのベット額を小さくし、ポットを適正なサイズに抑え続けられ、銃撃戦にナイフを持ち込む様な真似をせずに済む。
ポットコントロールを使う状況
ポットコントロールは、ショーダウンバリューのあるハンドを持っているが、あまり高いリスクは負えないときに一番適している。また、まずいハンドをほとんどコールしないタイトな相手にも有効。一番使えるのは、ウェイアヘッド/ウェイビハインドな(Way Ahead/Way Behind。お互いが以後発展しない強い完成ハンドを持っており、相手に対して大きく有利か大きく不利であることが決まっている)状況だ。
ポットコントロールの仕方
ポットコントロールには、だいたいいくつかの手段がある。ポジションがある場合、ボードがドロー目でなかったり、あなたのハンドが弱かったりしなければ、ターンはチェックするのが良い場合が多い。ポットコントロールの他の手段としてはプリフロップレイズされたハンドでベットをレイズではなくコールすること 。ポジションがない場合は、あなたの通常のベットサイズを掛けるか、チェックコールすることでサイズをコントロール出来る。
その他
いつポットコントロールすべきかを知ることがとても重要である。多くのハンドはバリューベットすべきだし、 ポットコントロールの名のもとに明らかなバリューベットをみすみす逃してはならない。しかしときには、どうしてもショーダウンに行かなければならない、もしくは行きたいときがあり、そんな時にポットコ ントロールが役に立つ。
ポットを大きくする場合
ビッグハンドを持っているときは、ポットの金額を増やしたいが、これを明確かつ安全な方法でやらなければならない。ラウンドの前半からドローの期待値がなくなる様に十分な額をベットしなければならない。しかしこのとき、ラウンドの後半でもドローの期待値がなくなるようベットするための、十分なスタックを残さなければならない。
この相手はゲーム参加率/プリフロップレイズ率22/10のタイトアグレッシブ、マルチテーブル、悪くない例だ。
フルティルトポーカー
ノーリミットホールデム・リングゲーム
ブラインド:$0.25/$0.50
プレイヤー数:6
スタックサイズ:
UTG: $35
UTG+1: $20
Hero: $50
Button: $15.50
SB: $47.75
BB: $121.85プリフロップ:(プレイヤー数:6)Heroはカットオフ(CO)、ハンドはA Q
UTGコール、1人フォールド、Hero$2.5にレイズ、2人フォールド、BBコールフロップ:A 8 2(プレイヤー数:2)
BBチェック、Hero$4ベッット、BBコールターン:3
BBチェック、Heroチェックリバー:9(ポット:$12、プレイヤー数:2)
BB$10ベット、Heroコール結果:
BBはA Kをショウ
ここでは、僕はウェイアヘッド/ウェイビハインド(はるかに勝っている/はるかに負けている)の状況なので、ポットを小さく参加可能なものに抑えるためターンをチェックした。勝負には負けたかもしれないが、負ける額は最小限に抑えることが出来た。
EMc著
http://archives1.twoplustwo.com/